アップルウォッチでSuicaが使える
アップルウォッチには色々な機能が搭載されていますが、その中でも私が一番期待したのは、Wallet に登録すればSuicaが使える、という機能です。
iPhoneで改札は不便
私は今まで改札を通るときはiPhoneを使っていましたが、荷物を持っている場合など特にですが、ポケットからiPhoneを取り出して、上下を確認してから改札センサーにタッチして、またポケットにしまう、という動作がいかにも不安定で、iPhoneを落としやしないかといつもヒヤヒヤもので通過していました。
それがけっこうなストレスにもなっていたので、手首に着けたアップルウォッチで通過できれば、相当楽だろうなあとは思っていました。
iPhoneではレジでも不便
一方で、レジでのiPhone取り出し、タッチ、ポケットに戻す、という動作も片手にiPhoneを持ったまま商品を受け取ったりするのがどうにもわずらわしくなり、とうとうアップルウォッチ7シリーズを買ってしまいました。(正確には、すでに「7」を使っていた奥さんが「8」を買ったので、私が「7」をもらった形です)
アップルウォッチは右手が便利
早速ウォレットアプリにSuicaを追加して、「エクスプレスカード」(優先カード)として設定して、改札を通ってみました。
普通の時計なら、左手に時計を着けるのが自然でしょうが、Suicaとしてのアップルウォッチを使うなら、右手に着けたほうが自然です。
あえて左手に着けて、改札口に入るときにいったん後ろ向きとは言わず、センサーに向かい合うように右横を向いて左手でタッチ、というやり方も考えましたが、あまりスムーズとは言えない気がしました。
そこで、改札を通るときだけでも右手にしてみよう、と右手にはめて、通ってみたわけです。
右手のアップルウォッチSuicaは超楽ちん
これがまあ、楽だったらありゃしない。
今までのように、周りに同方向に歩く人たちがいる中で、ヒジを動かしても人に当たらないタイミングを見計らってポケットからiPhoneを取り出して、iPhoneの上下を確認して、改札センサーにタッチして、またポケットにしまう、という一連の動作がまったくいらないのです。
普通に歩くスピードそのままで、何の用意もせず、改札口のセンサーに、右手のグーのままの「にぎりこぶし」の小指側を置くようにタッチすれば、そのままゲートがパカッと開いて、すんなり通れます。
タッチ決済送受信アンテナを小指側にするのがコツ
アップルウォッチのタッチ決済用の送受信アンテナは、アップルウォッチ本体の長方形の短辺側、それもデジタルクラウン(普通の腕時計のいわゆる「リューズ」)に近い方の短辺側にあります。
なので、この送受信用アンテナの組み込まれている短辺がセンサーに近づくように、つまり手首の小指側に来るようにアップルウォッチ画面を設定します。
設定するにあたって、アップルウォッチを着ける位置が、右手でも左手でも、外がわの手の甲のほうでも、内がわの手のひらのほうでも、デジタルクラウン(リューズ)の位置が指先の方にあっても肩の方にあっても、どんな状況にも画面の上下をクルリと入れ替えて、当たり前に対応、設定出来るので、これはすごい機能だと思います。
「向き」の変え方
アップルウォッチ本体のデジタルクラウンをちょい押しして、出てきたアプリのうちの歯車アイコンの「設定」アプリをタッチ→「一般」タッチ→「向き」タッチで、変更画面になります。
「手首」で、アップルウォッチを着ける方の手を選びます。私は右に着けています。
デジタルクラウンを回して画面をスクロールすると、「DIGITAL CROWN」項目が出てくるので、デジタルクラウン(リューズ=竜頭)の位置を画面の左側にするのか右側にするのかを、チェックを入れて決めます。
右手に着けておけば、改札を通る際に身体をねじることも、手首を返すこともありません。タイミングを間違ってアップルウォッチをセンサーにぶつけることもありません。
改札口のセンサーは強力
「グー」でなくても「チョキ」でも、「パー」の空手チョップスタイルでも通れます。
「グー」の手のひら側と、「パー」の手のひら側を下にする「お手つき」スタイルでも通れるくらい改札口にあるセンサーは強力、という話も聞きました。
確かに、冬には手袋をしますが、手袋は電波が透過することは確認済みです。手袋がクッションになって、センサーに直接タッチしてもふんわり当たるので、「コン」とか言わずに無音でタッチできます。
改札口のセンサーは、大勢の人数を短時間にさばかなければならないので、かなり強力な電波を出している、模様です。
そこでネットを探してみると、なんと手の平側の手首をタッチしても反応する、という動画がありました。さすがに私はそこまではやってませんが、人のいない時に試してみようかなとは思っています。
また、改札のセンサーは強力なので、左手にハメていたとしても、コツをつかめばそれほど不自然な動きでなくても反応する、というご意見もあるので、トライされる価値はあると思います。
レジでも最強
レジでのタッチ支払いも、アップルウォッチ最強です。
ただでさえ手作業の多いレジでの対応では、片手にiPhoneを持っていては何をするにも効率半減です。
「アップルウォッチでタッチ」にしてからというもの、レジでの効率もスピードも、目に見えて上がりましたね。
「Suicaでお願いします」とレジの人に伝えれば、Apple Watchをタッチするだけです。「エクスプレスカード」として登録しておけば、「Suica」を呼び出す必要すらありません。タッチすれば自動的に「Suica」決済になります。
そして、レジにある支払いタッチセンサーはたいがい左側にあるので、左手に着けたほうが自然かなと思いますが、右手のままでもタッチできるので、今の所、右手に着けっぱなしです。
ただし、レジのセンサーは改札口のセンサーほど強力ではないようで、レジセンサーに改札口センサーと同じようにタッチしても、時々反応しないことがありました。もっと近づける必要があります。
なので、私は、時計面とセンサーの直接の接触を避けるため、Apple Watchの回りの枠だけガードして、時計面よりわずかに、コンマ何ミリか盛り上がって時計面を保護するタイプの、透明プラスチックガードを付けました。これだと、時計面をいくらガンガン、べったり、センサーにくっ付けても、ぶつけても大丈夫、安心です。
それに伴って、アップルウォッチを手首の手のひら側にしてしまうことも多くなりました。レジの場合は、これだとさらに確実で速いです。
今日、ドンキホーテのレジで、Apple Watchのタッチ払いをしたら、レジの女性に「かっこいい〜」と言われましたよ♪
今回のお話
今回は、Suicaをアップルウォッチで使うと、改札通過がいかに便利でスムーズか、ということをお伝えしました。
なお、私のアップルウォッチは「シリーズ7」の、「41mmスターライト」です。写真ではシルバーに見えますが、うっすらとゴールドっぽい色が付いています。
また、バンドは現在、違うバンドを着けています。
追記:最近私は、バスと路面電車には乗らないので書きませんでしたが、バスや路面電車のように左側にタッチパネルがある交通機関の場合は、左手にApple Watchをハメていた方が便利ですね。
右手にハメたままでも、右手にiPhoneを持ってるようなものなので、問題ないとは思いますが、状況に応じてすぐに左手にはめ直したい場合などは、はめ外しの容易なバンドが良いですね。
また、私のApple Watchは「7」ですが、もう2代前の世代になってしまっているので売られておらず、現時点で買うとすれば、「9」ですね。Apple Storeで「バンド」も吟味しながら買うのが正統派ですが、結構なお値段なので、ちょっとでもお得に、と言う場合は、アマゾンなども視野に入ります。
追記:なお、「watchOS 10」のOSにバージョンアップされてから文字盤に追加された「スヌーピー」バージョンの文字盤(「ピーナッツ」という表示)はアニメーションになっていて楽しいです。スヌーピーとウッドストックが盤上を動き回ります。針をうまく使ったり、当日の実際の天気に合わせたアニメーションが出たりします。
背景の色や、数字の配置も選べます。
相当の数のギャグパターンが入っているようで、同じパターンがすぐに繰り返されるのではなく、数十回は見るたびに違うエピソードなので、これは楽しいです。スリープモードではスヌーピーが犬小屋の赤い屋根の上で寝ているのですが、これも数パターンの寝方があって、楽しいですよ。
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