ホンダフィットスマートキー、鍵の電池交換と、電池切れでもエンジンを始動する方法(おすすめボタン電池は?)

ホンダフィットスマートキー電池交換 ハウツー
お急ぎなら

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「キー電池残量低下」表示が消えない

ある日、フィットハイブリッド(FIT3)のスタートボタンを押したら、「キー電池残量低下」という表示が出ました。

表示は出っぱなしで消えないものの、エンジンは問題なく始動したので、普通に走れましたが、早めに電池を替えなければと思い、さっそくコンビニに立ち寄りました。

いつも車載しているマニュアル本を見ると、スマートキーにはボタン電池(CR2032)を使う、との指定なので、はたしてコンビニにあるものだろうかと、思いましたが、ありました。

一般的に売られているボタン電池みたいですね。

追記:このボタン電池を使ったところ、なんと2〜3日でまた「キー電池残量低下」表示が出てそのまま消えません。ちょっと別の電池で調べてみてます。電池交換部分は書き直しになるかもです。2020.1.27
(その後、書き直しではなく、追記にしました。2020.2.12)

電池交換の手順

1)スマートキーを開ける

マニュアルにある通りに、ブルーの表面にある黒い小さなツマミ(開閉レバー)を、バネ式なので右側に引っ張りながら、と言いますか、押しながら内蔵キーを抜きます。

内蔵キーを抜いたら、抜いたところに10円玉とかマイナスドライバーの先を水平に差し込んで、クイッとひねります。

そうすると、カバーを2枚合わせてある本体の横に、カパッとすきまが出来ます。

そのすきまをこじ開けると傷がつきそうなので、たった今、10円玉、あるいはドライバーの先を突っ込んだところに、(上の写真では「ぶた鼻」のようにに見えている部分あたりですね)両手の指をひっかけて、ぐいっと左右に(写真の位置では上下方向に)引きます。

イメージとしては、ワニの口を両手で上下に引っ張って開ける、ような感じです。

ワニの口なみに、開けるのにはかなりの力がいるので、ケガをしないように気をつけてください。

できれば布をかけるか、軍手などをすれば、さらに安全です。

2)電池を取り出す

開いたら、ボタン電池を押さえているツメが4つ見えます。

奥のツメ2つは、電池をしっかり上から押さえているツメです。

その下に、プラス電極を兼ねている金属バネがあって、差し込んである電池を押し返す力で固定しています。

開いた手前の方にあるツメ2つは、奥側のバネから押されて来ている電池を、受け止めて支える役割なので、上からは軽くしか押さえていません。

なので、電池を取り出す時は、電池の手前の方のはしっこを持ち上げます。

そうするとスルッと抜けます。

抜けたあとの緑色の基盤の上には、マイナス電極を兼ねている、電池を上に押し上げる役割の金属バネが見えますね。

その奥(写真では上)側には、電池の円周曲線に合わせて凹面になった、プラス電極も見えている状態です。

3)電池を入れる

電池を入れるのは、電池を取り出す時と全く逆の動作になります。

奥のツメの下にボタン電池をスルッと差し込んでから、手前のはしっこを上から押さえれば、きっちりハマります。

ボタン電池の裏表、プラスとマイナスを間違えないようにしましょう。

ボタン電池にいろいろ文字が書いてあって、+マークがある方がプラスの面なので、このプラスの面が上になるように、はめた状態で+マークが見えている状態にします。

4)スマートキーを閉める

はめ終わりましたら、カバーを合わせて、まわりをパチンパチンと留めて行きます。

そして、内蔵キーを戻します。

これで電池交換完了です。

電池メーカーについての追記 2020.01.30

セブンイレブンの電池に替えて、スマートキーを調子よく使っていたところ、2〜3日すると、何とまた「キー電池残量低下」の表示が出たのです。

実は、最初に「キー電池残量低下」の表示が出たのも、ディーラーで車検後の半年点検の時、「スマートキーの電池が減っているので新しくして良いですか?」と聞かれたので、新品に替えてもらって、やはり2〜3日経ってからの事だったのです。

その時は、電池を交換したばかりなのに変だなあと思いながらも、ポケットにスマートキーをコインと一緒に入れてたから、コインにスイッチが押されたままの状態だったりしたのだろうか、とか色々考えました。

で、こんどは自分で買ったので正真正銘、新品なのは間違いないセブンイレブンの電池で、またまた同じ症状が出たので、これはスマートキー自体の問題だろうか、と考えました。

そうするとまたディーラーに持っていかなければならず、ちと面倒だなあとしばらく放置。
(後述のように、電池がなくても簡単にエンジン始動できることが分かったので、放置しても気楽です。)

そうこうしているうちに、ネットで、「ボタン電池には当たりハズレがある」、という情報が目に入って来ました。

そういえば、うちには他のボタン電池があったような、と思い出し、ジャンク箱を引っかき回すと、ありました、ありました。

しかも、品番がまさにピッタリ「CR2032」!

2個入りのもので、1個は、覚えていませんが何か他の事に使ったらしく、1個だけ残ってました。

パナソニック製、生産国は、セブンイレブンのものと同じ、インドネシアです。

ちゃんと「使用推奨期限」が印字してあるのがエライ。

まだ使用推奨期限内でした。

PanasonicのCR2032に変えてみると、とりあえず「キー電池残量低下」の表示は出ません。

が、今までのことがあるので、即断は禁物。しばらく様子を見ます。

さらに電池メーカーについての追記 2020.02.02

しばらく様子を見ました。

パナソニック製の電池は、全く異常なく動作しています。

こうなると、どうやらスマートキー本体の問題ではなく、やはり電池の当たりハズレ、の問題だったようですね。

もちろん、断定的な事は言えません。
あくまでも、私のホンダフィット(FIT3)のスマートキーに関しては、の話です。

なので、事実関係として、

★ホンダディーラーさんの用意した電池(三菱電機製)でも、私が自分でセブンイレブンで買った電池でも、電池を替えてから2〜3日で「キー電池残量低下」の表示が出たこと。

★そして、その表示が出たまま消えないので、そこに本来表示されるべき「エンジン回転数」などの表示が見えなくなって困ってしまったこと。

★一方、パナソニック製の電池ではそのような事が起こらずに、表示も正常、快適に使えている、ということ。

という事実をご報告するだけにしておきます。

おすすめボタン電池は

ですから、ホンダディーラーさんの電池も、セブンイレブンの電池も、私のスマートキーという極めてローカルな、個別な使いみちではない、それ以外の用途でしたら問題なく使えるのかも知れないので、一概に「使えない」とは言えません。

相性というものもあるのかも知れません。

が、スマートキーの電池はどこ製が良い?と聞かれたら、「私のはパナソニック製で、問題なく動作してるよ」と答えると思います。

…心の声

これは建前です。本音は、「ボタン電池はPanasonic一択」

内蔵の予備キーは何のため?鍵穴がないのに

さて、電池交換の作業中に、ふと浮かんだ疑問。

そもそも、この予備キーのような物理的「内蔵キー」は何のため?電池が完全に切れてしまった時の、非常用のエンジンスターターキーなのかな?

そうすると、キーを差し込むための穴が、運転席のどこかにあるのだろうか。

そういえば、それらしき穴を見たことがない。

と、あらためて運転席に座って、あちらこちら見回したり、開けたりしましたが、どこにもそれらしき鍵穴、キーホールがありません。

内臓の物理的予備キーはドア用

はてはて、どうなっているんだろうと、いろいろ調べてみました。

その結果、この内臓キーは電池切れの際に、ドアのカギを手動で開けたり閉めたりするのに使う、という役割だけで、エンジンスタートには関係ない事が判明。

それなら、スマートキーの電池が切れたらもうアウト!ということ?
エンジンがかけられないの?

と思ったら、電池が切れていてもエンジンをかける方法がありました。

そうだったのか!
早く言ってよ!
な、エンジンのかけ方です。

電池切れでもエンジンを始動する方法

1)普通にスタートボタンを押す

ブレーキも踏まず、スマートキーも持たずに、指だけで、普通にスタートボタンを押します。

「ピーピー」音が鳴り出し、スタートボタンのインジケーターランプが点滅し始めます。

2)スマートキーをスタートボタンにタッチする

そうしたら、スマートキーをスタートボタン自体にタッチ、というか、かざします。「スイカ」や「パスモ」などのキャッシュレスカードを、改札やレジのセンサーに、ポンとタッチする感じです。

写真では実験のために、スマートキーの電池を抜いた状態で、からっぽのスマートキー本体のみで操作しています(見えませんが)。電池が完全に切れている状態です。

すると、「ピッ」と音がして、スタートボタンのインジケーターランプが、チカチカ、点いたり消えたりの「点滅」状態から「点灯」状態、点きっぱなしの状態になります。

スマートキーから電池を抜いた状態でも反応するので、どうやら、スタートボタン自体にはセンサーが仕込まれているようです。
そして、スマートキーの方にはICチップが仕込まれているんですね。

3)普段通りのエンジンのかけ方で始動

このインジケーターランプ点きっぱなし状態になったら、普段通り、ブレーキを踏みながらスタートボタンを押します。

はい、電池が入っていないにもかかわらず、全く通常通りに、無事にエンジンがかかりました。

いつでも安心

なので、スマートキーの電池が切れても全く問題なくエンジン始動できますし、ドアのカギも内蔵キーで開け閉めできるので、私のようにあせって電池を買いに走る必要はありません。

じっくりのんびり対処しましょう。

自分で交換のおすすめ

また、いつもはディーラーで電池交換してもらっているのですが、今回、実際に自分で電池を買って交換してみると、ずいぶんリーズナブルな値段で交換できることが分かりました。

多少の時間と、多少の指の力がありましたら、ご自分で交換なさるのも一つの手です。

フリード、シャトル、オデッセイなど、フィット以外でも有効

なお、このページを見に来て下さるのは、フィットだけでなく、フリードのオーナーの方も多いようなので、ネットで見てみると、他にも、オデッセイ、グレイス、ステップワゴン、アコード、シビック、S660などでも、同じタイプのスマートキーを使っているんですね。

N-ONE、N-VANなどNシリーズ、NSX、レジェンドなどはタイプは違いますが、仕組みは同じなので、そちらのオーナーの方にもご参考になれば幸いです。

CR2032販売実店舗情報

●2023.05.21追記:スーパーの「三徳(さんとく)」に Panasonic CR2032 置いてありました。1個入り298円(税別)でした。

●2023.06.11追記:「マツモトキヨシ」系のドラッグストア「どらっぐぱぱす」に Panasonic CR2032 ありました。1個入り258円(税別)でした。

●2023.05.22追記:「CO-OP」(生協)でPanasonic CR2032 置いてありました。1個入り298円(税別)でした。

●2021.10.24追記:ファミリーマートに、CR2032置いてありました。2個入り540円(税別)でした。

●2023.05.22追記:「ドン・キホーテ」にCR2032 置いてありました。1個入り328円(税別)でした。

私が買ったのは2個入りタイプですが。

もちろん、一個入りもあります。

まとめ

今回は、フィットハイブリッド(FIT3)などを対象に、車のスマートキーの電池交換のやり方と、スマートキーが電池切れでも始動できること、物理キーはドアの開閉に使うこと、それにおすすめボタン電池はパナソニックであることをお知らせしました。

車の機能に関しては、意外に知らないことも多いようですね。

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