ナイキ・タンジュンのジャストサイズは、日本製より1.5cm大きめ

nb26.0cmとnike27.5cm レビュー
nb26.0cm,nike27.5cm

ナイキはスニーカーのトップメーカーです。そのスニーカーが、機能を必要最小限にまで切り詰めている機種とは言え、リーズナブルな値段で手に入るとなれば、買わない手はありません。

ところが、「タンジュン」に限らずナイキのスニーカーでは、いざ買おうという段階になって話題になるのが「サイズ感」です。

私が日常的にいつもはいているニューバランスのサイズは26.0cmなのですが、ナイキ・タンジュンのサイズは、実際にはき比べてみたところ、何と1.5cm大きい27.5cmがピッタリでした。

日本メーカーのサイズとナイキのサイズで、なぜこんなに違うのか、というお話です。

ナイキのサイズ感

ナイキの性能については、もはや定評がありますが、通販で買おうという場合に、問題になるのがサイズです。

ナイキは普段はいている靴の寸法より0.5cm大きめが良いというコメントを読んだよ

いやいや、ナマイキなようだけど、ナイキはもっと大きめが良い、1cmくらい大きいサイズが良いよ」

甘いね君たち、ナイキは1.5cm増しさ

え〜、私は普段どおりのサイズでジャストサイズだよ!

といった具合で、収拾がつきません。

実際にはいてみる

「ナイキ・タンジュン」がカッコよくて安くて良いんじゃない?と思った単純な私は、サイズを確かめるべく、いつも行っているホームセンターの靴売り場に行ってみました。

お店のスタッフの方に悪目立ちしないように、さりげなく何日間かに分けて通いました。(その方が目立ってますか?)

売り場に積んである箱の下の方の箱を引っ張り出して、履いてからちょっと歩いて、箱に戻して、また元あった箇所に箱を戻して、といった作業を、箱の山が崩れ落ちるのではないかとヒヤヒヤしながら繰り返しました。

努力の甲斐あって、ひと通りのサイズをはいてみる事ができたので、ようやく結論が出ました。

私は普段はニューバランスの「26.0cm」をはいていますが、ナイキ・タンジュンは「27.5cm」でピッタリ、ちょうど良かったです。

実際に買ったのは、お店よりお値段が安かったAmazonなんですけどね。

ホームセンターのスタッフさん、私がやたらと試しばきをしているのに気がついていながら、大目に見てくれて感謝です。

なぜナイキのシューズはサイズが小さいのか。

実は、日本のシューズは「足そのもの」の寸法を基準にしたサイズ表示であるのに対して、海外のメーカーのシューズはシューズを作る際の「木型」の寸法を表示しているからです。

「木型」は、靴の中の「空間」の形そのままを作っているわけですが、その「空間」の寸法というのは、「足そのものの寸法+遊びの寸法」なんですね。

つまり、歩く際には足の指先にある程度のゆとりのある遊びの空間が必要ですが、ナイキなど外国メーカーの場合は、その遊びの空間の分の寸法もプラスして表示しているわけです。

それに対して、日本のメーカーは足そのものの寸法を表示しています。

考え方の違いなので、どちらが合理的、ということもありません。

遊びの空間の長さをプラスするかしないかの、表示上の違いだけなので、シューズそのものの大きさ自体は結局同じことになります。

写真左はニューバランス26.0cm、右はタンジュン27.5cmです。

左右のサイズ違い

私の左足は実寸で26.0cmなのですが、右足は実寸で5mm短い25.5cmなのです。当然、大きい方の左足26.0cmに合わせた27.5cmの「タンジュン」を買いました。

そうすると、左足は足先の余裕が1.5cmでちょうど良いのですが、右足が2.0cmの余裕となってしまい、さすがにユルユルです。

しょうがないので、右足だけ中敷きを敷いています。

なので、お寺など和室のあるところでタンジュンスニーカーを脱ぐ場面では、スニーカーの中の色ちがいが外から見えるので、ちょっと恥ずかしい。

まあ、左右色違いのスニーカーをオシャレのために履いている人もいるので、そういう風を装いましょう。

2021.04.13追記:このやり方ではいていたら、腰痛が出るようになりましたので、片方だけの中敷きはオススメしません。薄いものですが、人間の身体はデリケートなもので、これだけで影響が出るんですね。最初はこれが原因の腰痛とは気づきませんでした。現在はヒモをきつくすることで対処しています。

ナイキ・タンジュンの、良いところと得意でないところ

タンジュンの寸法についてのお話のついでに、履いてみて良かったところ、得意でないところをお知らせします。

圧倒的に軽いが、水は素通し。

手で持ち上げると「かる〜〜」と言いたくなります。

アッパーがメッシュであることも軽量化と通気性に寄与していますが、そのせいで雨のときは水が素通しなので、降り出してすぐに中までずぶずぶに濡れます。まあ、それだけ通気性が良いのですぐに乾く、とも言えますね。

クッションがわりと効く。

本格クッション系のスニーカーほどではありませんが、着地ショックは充分にソフト化されます。

足の形にピッタリ寄り添う。

幅が狭い形状のためでもありますが、素材のソフトさも寄与しています。

その分、横の踏ん張りとかの革靴のようなしっかり感はありません。

中の面はわりとザラザラしている方なので、足がシューズの中で滑りにくいメリットがあって歩きやすい。

電車やバスの車内立ちでは安定しません

タンジュンはじめ、ランニングシューズは、歩いたり走ったりしやすいように底面が前後方向に丸みを帯びているので、電車やバスの車内で立っているのは得意ではありません。

電車やバス多用の場合は、底面がフラットなものがオススメです。

まとめ

というわけでまとめると、ナイキタンジュンは実際の足の寸法に、余裕の空間分の寸法をプラスしたサイズで見る必要があること。

その余裕は0.5cm、1.0cm、1.5cmくらいですが、やっぱり人によって、ゆるめが良いとかきつめが良いとか、余裕についての好みがあること。

生足で26.0cmの私の場合はプラス1.5cmでピッタリということが分かりましたが、自分の好みも考慮に入れて正確なところを買うためには、やはり実際にお店で履いてみて、ネットで買うのが一番、という常識的な結論になりました。

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