症状:画面上の白抜け
画面内、ホームボタンの上3cmくらいのところに、直径1cmくらいの白くなった部分がいつの間にか出来ていました。購入時にはなかったので、じわじわと出てきたものと思われます。
さらに、ホームボタン側の辺の内側5mmくらいのところに画面の縁に沿うように幅5mmくらいの帯が出現していました。これも最初はなかったもので、今回、白丸だけのことでAppleサポートに報告しようとして写真を撮った時点で気がついたので、こちらもやはり「じわじわ」と出て来ていたものと思われます。

チャットでやり取りをして、写真を送ったので、症状は一目瞭然に伝わりました。「再起動をしてみて下さい」という指示で再起動しますが、全く改善しません。新品と交換、ということになりました。
条件として「iPadを探す」スイッチをオフにしておくことを求められます。また、iMessageもオフにします。その上でバックアップを取ってから、リセットして、工場出荷時の状態に戻します。
バックアップに使うiCloudは5GBまで無料で、一見足りなそうですが、音楽はダウンロードせずにYou Tubeなどを利用したり、ストリーミングで聞いたりしていますし、写真はGoogleフォトなどに保管するようにしているので、あまりストレージは使いません。アプリも、また改めて自動的にダウンロードする形になるなので、バックアップされるべき部分は大きくありません。3GB以内に収まりました。このiCloudのバックアップ領域は、AppleIDに付くのではなく、それぞれのデバイスごとに付きますので、使い勝手がよいですね。
玄関先で新品と交換
さて、交換方法としては「店舗持込み」か、「配送修理」かと思っていましたが、第三の方法「エクスプレス交換サービス」という方法も提示されました。
Appleさんの方では、製品の値段分を私のクレジットカードで確保した上で、新品を宅配便で私の家まで持ってきて、玄関先でこちらが持っている「不具合品」と交換する、という段取りです。
Appleさんの方で、宅配便で持ち帰った「不具合品」に水濡れ、外傷などな無いことが確認された時点で、クレジットカード確保分は解除されます。
AppleCare+のすすめ
これは便利です。Apple製品を買う時に勧められるAppleの製品補償制度「AppleCare+」に加入していると、この方法が使えるそうです。AppleCare+期限が2021年5月で、3月に交換依頼ということになったので、わりとギリギリでした。
AppleCare+は、Appleの製品を買うときにはいつも付けていましたが、いまだかつて使ったことがなく、もう付けるのはやめておこうかな、と思い始めていたところでした。やっぱり付けといてよかった〜、というところです。
余計な情報は入力しない
ここで手間取ったのが、クレジットカード情報と住所氏名の入力です。入力するフォームが入ったメールが送られてきて、それに入力するのですが、入力してから最後の「お支払い手続きへ」という青に白抜き文字のボタンを押すと、青の色がうすくなったまま、動かなくなります。
チャット中だったので聞いたら、もう一回フォームを送ります、とのことなので、とりあえずチャットは終了していただきました。
ああでもないこうでもない、やってみたのですが、同じことです。
どうなってるんでいっ!と腕組みして考え込んでいると、ふと、最後の欄の住所「建物名」などを書く欄のわくが赤くなっているのに気が付き、「この欄に問題があるってことか!」と、じっくり見直しても、問題ありそうもありません。
ん?!まさか、と思いついて、マンションなので「〇〇号室」と書いてあったところの「室」を消してみました。そうしたら、すんなり、何事もなかったかのように無事通過です。
そうでしたか〜!
「室」は余計な事なんですね〜、勉強になりました。
中一日で到着
日曜日の午前11:30頃に手続完了で、翌日月曜日の11:08にクロネコヤマトさんに渡して発送しました、というメールが来ました。
「保護カバーなど梱包は一切しないように」、との指示でしたので、買った時に本体をくるんであったビニールを引っ張り出してかけてあったのですが、あわてて外しました。
iPad、使うときは特にケースなどには入れずに使っていましたので、前面、背面ともに多少汚れていました。洗剤なしのただの水で濡らして固く絞った布で拭いて、から拭きしたら、特につや消しアルミの背面はピカピカになって、新品同様です。
到着は早かったです。チャットから中一日置いて翌々日の朝一番、9時過ぎにはクロネコさんがやってきました。交換品の箱を渡されて、「中身を入れ替えてください」というので、中に入っていた新しい交換品を取り出して、当方の不具合品を入れてお渡ししました。
iPhoneでiPadを復元
さて、交換後、バックアップから復元とか、いろいろややこしいぞぉ〜と思っておりましたら、最近の技術の進歩はすごいですね。えらく手間が省けて、とんでもなく楽々なことになってます。
iPadを立ち上げると、「アップル製品を近づけて下さい」という指示が出るのです。
もちろん手動でも出来るのですが、私はiPhone7Plusを持っているので、近づけてみました。ん?何も起こらない?あそうか、と、iPhoneのホームボタンを押して画面を出します。
そうすると、なんと言うことでしょう。iPhoneの方に「iPad設定開始します」という表示が出て、iPadの方の画面には何やらモヤモヤ雲のようにうごめく塊が。そのモヤモヤをiPhoneの方の画面に出るカメラ画像の丸い円の中に収めて下さい、と指示されるので、収めると、iPadのほうが自動的に設定を始めます。

iCloudのバックアップからパスワードなどなしですぐに復元を始められるのです。iPadの画面にアプリのアイコンが元通りにズラリと並んで、元々入っていたものでないアプリアイコンは全部ブラックアウトしてますので、それぞれが勝手に一斉にダウンロード並びにインストールを始めます。
タッチIDは使いますか、Siriは使いますか、とか基本的なことは聞かれますので、その都度「はい」「いいえ」を選択します。
いちいちWi-Fiの暗証番号を入れたり、などの手間がないので、楽々〜。
それでも、9時過ぎに受け取って、元通りのiPadになるまでには1時間半かかりました。

なお、iPadの方のパスワードもiPhoneのパスワードと同じになりますので、変えたい場合はあとから変えておきます。
Googleでも進行するデバイス間のシームレス
Appleのこの機能は、最近力を入れているデバイス間の「シームレス」化の一端で、何とGoogleでも同じような機能を開発しています。Googleは2021年3月9日、スマホとパソコン、AndroidとChrome OSとの間でやりとりが手軽にできる「ニアバイ・シェア」という機能を発表しました。
今回のお話の要点
1)アップル製品で不具合が出たら、アップルサポートスタッフとチャットでやりとりが出来る。(今回は画像を送るためにチャットにしましたが、電話でもやりとり出来ます。)
2)アップルの保証期間延長、AppleCare+に入っておくと、スピーディーに玄関先で交換できる「エクスプレス交換サービス」が使える。
3)iClouddのバックアップは、写真や音楽を外しておくと、無料5GBの容量で十分間に合う。
4)最近のiCloudからの復元は、他のアップル製品を近づけるだけで出来るようになっているので超便利。
という情報でした。
追加情報(タップを2回しないと反応しない場合)
今回の記事とは全く関係ない事象ですが、古いiPadミニで、画面を2回タップしないと反応しなくなり、スクロールもできなくなってしまうという症状が出たので、FAQを見たところ、解決策がありましたので、メモしておきます
ホーム画面の「設定」
→「アクセシビリティ」
→「VoiceOver」を「オフ」にする。
どうも、この「VoiceOver」をオンにしてしまっていたようです。
VoiceOverとは、音声読み上げ機能のことで、操作方法としては、
項目を選択するのには1回タップして、
項目を実行するのには2回タップする。
画面を上下にスクロールするには3本指でする、ということになっているので、そんなことになっているとはつゆ知らず、故障したのかと、びっくりしました。
もしや、同じことで途方に暮れている方がいないとも限らないので、書いておきます。
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