ハンドシュレッダーH1ME(アイリスオーヤマ)
この機種より以前は、100円ショップで買った小型の手動シュレッダーを使っていました。
3mm幅で、長さはそうめんのようにどこまでも長く切れるものでしたが、経年変化で、幅も切りきれずに何と、15mm幅でつながって出てくるようになってしまいました。
そもそも小型だったので、他にもいろいろ不便な点がありました。
100円ショップのものよりは大きめの、アイリスオーヤマのハンドシュレッダーを買ったので、レビューします。
以前使っていた小型シュレッダーの不便だった点
ダストボックスが小さかったこと
落ちてくる切りくずを受ける箱が小さいので、すぐにいっぱいになっていました。
何回もダストボックスをはずして捨てるのが手間でした。
シュレッダーに入れる前に紙を破っていた
B5、A4くらいの大きな紙になると、あらかじめ紙の入れ口に入る大きさに、手で破いておく必要がありました。

これがホントの「手動」だなあ、と思いながら破いてましたが。
押さえにくかった
小さくて軽かったので、ハンドルを回すとき、本体が動かないように押さえつけていた、というか、ほとんど「つかんで」いた感じでした。
押さえていたのは、もちろん紙の入れ口を避けたところですが、そもそも小さいので、力が入れにくかった。
そういった、以前の機種で不便だったところを、今回は、ついでに改善できれば、という基準で選びました。
手動で十分
個人で使うものなので、電動シュレッダーを買うほどではありません。
電気代もかかるし、コードは取り回しがやっかいだし。
コストパフォーマンス的にも、手動で十分、と思いました。
ホームセンターで即買い

ホームセンター(シマホ)に行ってみたら、ほぼ「一択」な感じで山積みに置いてあったのが、アイリスオーヤマ。
説明書きを読むと、A4の紙はもちろん、何と、CDやDVDディスクを3つに切って、プラスチックのカードも4つに切ってしまう。
紙は「クロスカット」と言って、3mm×23mmの細かい短冊にバラバラにされる。
3mm幅に切るだけよりは、コマ切れなので、さらに安心です。
そこそこの大きさがあって、押さえやすそうでもあったので、即、衝動買いです。
条件にぴったりでした
ダストボックスが大きい
ダストボックスは、3.2リットル(A4コピー用紙約12枚)の容量なのでまずまずの大きさ。
紙数枚くらいのセッションなら、2〜3回は切りくず入れっぱなしで行けます。

紙を破かなくてOK
紙投入口の幅は216mm。
A4の紙の大きさは、210×297mmなので、短い方の辺で、216mm−210mm=6mmの余裕があります。
ところが、実際使ってみると、規格の210mmよりちょっと大きめの紙、216mmという、投入口の寸法にピッタリな紙がけっこうあるんですね。
もちろん、ピッタリな寸法なのでピッタリ入って行くのですが、まっすぐに入れないと、終わりの方でちょっとヨレってきたりします。

まあ、ヨレって来ても、パワーがありますから、「ムシャムシャムシャ」と言う音がするだけで、普通の力で問題なく最後まで切れます。

押さえやすい
ハンドルを回す時に本体を押さえないといけないという点では、結局小さいものと同じです。
しかしながら、重さが1.7kgあるので、そのままでもわりと安定が良いのと、大きいサイズなので(幅33.5×奥行14.5×高さ17.5cm)、片手で押さえるスペースが大きく、押さえやすくなっています。
ハンドル回しは低速ギヤ
クロスカット型の中身がどういう仕組みになっているのかよく分かりませんが、ストレート型よりもハンドルを回す回数が多いですね。
ハンドル回し自体にも、小型のものと比べるとちょっと力がいる感じ。
たぶん「クロスカット」をするために断裁方法が複雑になって、そのぶん物理学的エネルギーが余計にいるのでしょう。

ハンドルを回していると、自転車の低速ギヤのように、回数を多く回す事によって大きな力を出している、という感覚があります。
使い始めの「キュルキュル」音(追記あり)
あと、使い始めに、ハンドルを回すと「キュルキュル音」がして、けっこうな騒音なので、かなり気になりました。
しかしながら、2〜3セッション使用したら鳴らなくなって、あとは快調です。
各部のかみ合わせが、なじんだのでしょう。
追記*しばらく使ってからも、ダイレクトメールのハガキなど分厚いものを切ると、やはり「キュルキュル音」がします。普通の厚さの紙ならキュルキュル言わなくて無音なのですが、厚い紙を多用される場合は要注意です。
切りくずの形
「クロスカット」の切りくずの寸法は3×23mm。

イカそうめんを、23mmの長さでぶつ切りにしている、といったイメージですね。
短冊上下の切り口は、カッターがM字型をしているため、よく見ると、切りくずの片方のはしっこがM型、もう片方のはしっこがV型になっています。
言ってみれば、一枚一枚が「矢がすり」の形になっていて、しかも、はしっこが微妙に折れ曲がった感じ。
このために、切りくずをつなぎ合わせて復元しようとしても、かなりの手間がかかりそうで、実際には不可能なので情報保護には充分です。

切りくず全体としても空気を含んで体積を取るので、捨てる際にはぎゅうぎゅう押し込んで、小さくすると捨てやすいです。
CD、DVD、カードも切れる
これは、うちではまだ、不要になってシュレッダーしたい、というモノがありません。
何か切りたいものが出ましたら、試します
低速ギヤなので、かなり馬力があります。
ある程度かたいものも楽々切れる、という感覚があります。

安全表示
紙の入れ口に安全マークが5つ並んでます。
左から、
- 子どもにさわらせないこと
- 刃の部分に手を突っ込まないこと
- 髪の毛を巻き込まないこと
- ネクタイ、ネックレスなどが入らないように
- ステープラー、クリップなどのありがち金属に注意
電動ではないので、まだ安全度は高いですが、「髪の毛」「ネクタイ」は、たしかにうっかりがありそうです。

また、実感として、上の機械部分だけで1.5kgありますので、はずす時は急がずゆっくりと、落とさないように注意したほうが良いと思います。
大きいメリット・1/3の時間で
大きいことによるメリットは大きいです。
- A4までの紙なら、破らないでもそのまま突っ込める。
- 普通のレシートなら7〜8枚並べて、いっぺんに切れる。
- ダストボックスが大きいので、いちいち捨てなくてすむ。

多少のズボラができます。
- 大きいので押さえやすい。
これで、実はかなりの時間短縮になります。
実感として、あれっ?もう終わっちゃった、という感覚。
小型のものと比べると、三分の一の時間しかかかりません。
結論として、シュレッダーが必要だけど、電動シュレッダーを買うほどでもない。
かと言って、あまり小さいものは心もとない、という場合には、基本的なところを押さえた、使えるハンドシュレッダーです。
大量の個人情報書類も、あっと言う間にコマ切れです。(個人の感想です)
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